平飼い卵のニワトリのエサって?

去年謎の蕁麻疹とかゆみに悩まされてから、食物の食品添加物・化学肥料・農薬などについて調べて、そういうのを使っていない物をちょっとずつ自分でも選べたり実践できるようになったところがあるんです。

それでもまだまだ全部を江戸時代みたいに自然のものに揃えることができてないんですが、最近は遺伝子組み換えについて意識してるんです。

遺伝子組み換え植物のメリットは、雑草を刈る手間が省けるからなんですよね。除草剤を撒けば雑草が枯れますが、野菜にかかってしまうと野菜も枯れちゃう訳で、野菜にかからないように避けて農薬をかけるっていうのが結構面倒なんだそうです。除草剤をかけても枯れない遺伝子を作ることで楽に収穫できるってことなんですね。逆にいうと除草剤かかり放題なんですけどね!

それから虫に食われると品質が落ちるので、虫をやっつける殺虫剤を撒かなければなりません。消費者は「虫ついてる!ギャー!」て騒ぐし。だから野菜を食べたら虫が死ぬように、最初から殺虫成分を含む遺伝子に組み換えたそうです。これって殺虫成分が含まれている野菜を私達が食べるってことですよね?

殺虫剤・・・そんなもん口にしたら死んじゃいますよね!ちょっと口に入っただけならグチュグチュぺってすすいで出せばいいのかも知れないけど、それでもイヤなものです。それが体の中に入って内臓を通るのは結構イヤですよね・・・


私は豆乳飲んだり、納豆食べたり、しょうゆ、味噌もよく使うんです。これらは大豆で出来てて、大豆の遺伝子組み換えって盛んに行われているみたいなんです。

そうそう、日本では遺伝子組み換え作物はまだ作ってもいいという法律はないので、国産であれば遺伝子組み換えの野菜が一つもないんです。輸入品でない国産の野菜なら遺伝子組み替えではないんです。ただ海外で作られた遺伝子組み換え作物は輸入することができるし、それを加工して別の食品に作って売ってもいいことにはなってるんです。

それを見極めるのは表示しかないんですよ〜。表示に「遺伝子組み換えではない」って書いてあればそうなんですけど、それもまたなんだか法律が変わっちゃうみたいで書けなくなっちゃうとか・・・。その辺の詳しいことは今度別に書こうと思います。

それで豆乳・納豆。しょうゆ・味噌の話に戻りますけど、それらは今のところ「遺伝子組み換えではない」って表示を確認すればいいんですけど、油って盲点でした。ポテトチップス・お惣菜・からあげ・油揚げなどに使われている油って、遺伝子組み換え大豆油や菜種油だったりするんです。殺虫成分が含まれている遺伝子組み替えの大豆や菜種から採った油ですよ・・・


イヌイットの人達がアザラシの肉しか食べてなくて、野菜を食べていないのに血液がめっちゃサラサラで心筋梗塞の割合がすごく少ないという有名な話があるんです。
何で?ってことを調べたら、アザラシは海でイワシを食べてるんですね。イワシって血液サラサラEPAが豊富でしょう。だからイワシを食べたアザラシにEPAが蓄積されてて豊富だったんです。

食べた物で体が作られて、それを食べてまた体を作られる・・・、なんか進撃の巨人で食ったものの能力を継承するみたいな感じに思いませんか?!てことは野菜も肉・魚・卵も、何を栄養として作られているのか、それを私が吸収しているのかって思うのですよ。

家畜の牛・豚・鶏なんかは、ほとんどが遺伝子組み換えのトウモロコシや大豆やらを食べてるんですよね。それってアザラシのEPAを思うと・・・遺伝子組み換えの殺虫成分が蓄積されてるんじゃ?って思うのですよ。魚が健康にいいって話は一般的ですが、それって養殖の魚じゃなくて海で漁をして獲った天然の魚のこと言ってるんじゃないかなぁ?と思うんです。

名著「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」にもグラスフェッドの話が出てきますけど、やっぱり食べた物が体を作って、それ食べたらまた体が作られるっていうのは本当なんじゃないかなぁと思うんですよね。

でも安全だから遺伝子組み換え作物もOKされたんじゃないの?と思った訳ですよ。
FDA(アメリカ食品医薬品局)が90日間のラットの実験で安全が確認されてるからOKになったようです。うんうん、じゃ大丈夫じゃん。って思ったら甘い!この情報だけで安全って思っちゃうあたりが騙されてるんです!これは「短期毒性」を確認する試験だけなんだそうです。「慢性毒性」を確認する試験をしていないんです。

「野菜は小さい方を選びなさい」にありましたが、
フランスのカーン大学のセラリーニさんって人が、ラットの一生である700日間で試験をしたそうです。

すると遺伝子組み換えトウモロコシを食べた群は食べてない群よりも、
メスの死亡率が2〜3倍
オスメス共に腫瘍の大きさが2〜3倍

メスの70%が早期死亡
オスの50%が早期死亡

これらは4ヶ月から7ヶ月で症状が表れたそうです。
てことはFDA(アメリカ食品医薬品局)の90日間のラットの試験って3ヶ月じゃん!
症状が出る前に試験打ち切りにして安全ってことにして市場に出してるってことじゃないか!
てことに気がついたんです。


ここ数年私は卵をよく食べてるんです。筋トレをするのでタンパク質を補うのに卵はいいとかで。それに子供の頃アトピーだから卵は食べちゃダメって言われてた反動もあって、今ではめちゃくちゃ卵を食べるようになったんです。でも卵を産むニワトリに与えてるエサは遺伝子組み換え飼料のようなんです・・・

一般的に卵を産むニワトリはプレハブ小屋の中で、一羽づつ仕切られて飼育されてるんですけど、身動きの取れない狭い場所なんですよね・・・、見てて痛々しくて・・・。だからニワトリが自由に歩き回れる広いスペースで買ってる「平飼い」ていうのが良いとされてます。でもよくみると平飼いでも足元が金網で、しっかり爪を立てて地面を踏みしめてないんです。散歩に出して土を踏ませて、草や土をつつかせてる訳でもないんです。

ニワトリってのは玄関先の庭で自由に歩き、「掃除のじゃまだよ」とホウキでサッサッと追い払われるアニメのシーンのようには飼われていると思ってました。21世紀の今ではシステム化され、アニメのようには飼われてなかったんです。

アニメのシーンのように、ニワトリを小屋から出して自由に歩かせて草や土をつつかせてる人がYoutubeにいましたが、そのやり方じゃ大量生産はできませんよね。その人は現地販売で卵1個35円で売ってるようです。

そういう昔ながらの飼育した卵が食べてみたくてネットで探してみたんです。なかなか見つけるのは苦労します・・・。

たまに行く自然食品のスーパーにあるかな?と見てみることにしました。するとありました!非遺伝子組み換え飼料で育てた卵!

4個で570円(税別)。1個150円くらいです。高い!でも魚の切り身買う時は一切れ150円くらいはしちゃうので、1タンパク質食品1個取るなら同じかとも思って買ってみました。


紙パックも何だか優しい。
パックを開けると、わ〜卵の色がまちまち、斑点もついてて統一されてない感じが自然ぽい!

割ってみると黄色い!黄身は黄色いんですよね。オレンジ色じゃないんです。最近の卵はみんなオレンジ色。その方が売れるからって理由でベータカロテンの色素を餌に含ませた意味のないことしてるんです。

黄色い卵をかき混ぜてちょっと舐めてみると・・・あっさりしている。なんか後味にモワッとしたこってり感が全くない。

いつも食べてる無農薬・無化学肥料のササニシキ玄米を入れて、卵かけご飯にしてみます。しょう油は有機大豆で木桶で塾生させた昔ながらのものです。卵、ご飯、しょう油、完全にオーガニック卵ご飯の完成です!


いただきます・・・何にも感じない・・・上手いものしょっぱいも甘いも何もない・・・


超あっさりしています。でも不思議と食べ足りないとか、おかわりしたいっていう気がなかったです。満足しました。

食べ足りなくて何か食べちゃう時って栄養が足りてないんですよね。それがないってことは、味じゃなくて、やっぱり「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」のグラスフェッドのように、細菌を摂取できたんじゃないのかな?と思ったり。いつもの卵かけご飯は2回食べたりするんです。でもこれは1回で十分でした。

「想いやり牛乳」の大腸菌がいない話もそうですが、やっぱり食べた物が体を作り、それを食べたらまた体が作られるんじゃないかな〜と思いました。